ゼレンシキー宇大統領、モルドバとジョージアの大統領と電話会談

ウクライナのゼレンシキー大統領は8日、モルドバのサンドゥ大統領とジョージアのズラビシヴィリ大統領と電話会談を行った。

ゼレンシキー大統領がソーシャルメディア「X」アカウントで報告した。

ゼレンシキー氏は、サンドゥ・モルドバ大統領との電話会談につき、「ウクライナとモルドバにとっての歴史的な日にサンドゥ大統領と話せて嬉しい。欧州連合(EU)加盟に関する私たちの国との交渉開始を勧告する欧州委員会の報告書につき互いに祝福した。今後の共同行動を調整することで合意した」と書き込んだ。

また同氏は、「ガザ地区からのモルドバ国民避難におけるウクライナの支援とウクライナの『平和の公式』履行について協議した。マルタでの補佐官級会合(編集注:『平和の公式』履行に関する会合)へのモルドバの代表者出席につき謝意を伝えた」とも報告した。

加えて同氏は、ズラビシヴィリ・ジョージア大統領との電話会談につき、「彼女から祝福を受け取り、私も欧州委員会によるEUへの道の努力の肯定的評価につき友好的なジョージアの民を歓迎した」と書き込んだ。

また同氏は、マルタでの補佐官級会合へのジョージア代表者の出席につき謝意を述べた。

さらに同氏は、ウクライナ国民でありジョージアで収監されているミヘイル・サーカシヴィリ氏の適切な医療条件へのアクセス問題を提起した。

これに先立ち、8日、欧州委員会は、EU拡大に関する年次報告の際に欧州理事会に対して、ウクライナとモルドバとの間でEU加盟交渉を開始することを勧告していた。欧州委員会はまた、ボスニア・ヘルツェゴビナとも一定の条件下で加盟交渉を始めることを勧告した他、ジョージアに加盟候補国地位を付与することを勧告した。