岸田日本首相、日本大使館のキーウでの活動再開につきシュミハリ宇首相に伝達

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日本の岸田首相は22日、ニューヨークでウクライナのシュミハリ首相と会談した際に、日本大使館をキーウ(キエフ)へ戻し、業務を完全に再開すると伝えた。

シュミハリ宇首相がテレグラム・チャンネルにて岸田首相との会談について報告した

シュミハリ首相は、「日本と日本の人々は、真の価値の防衛においてウクライナの隣に立ってくれている。私は、岸田文雄日本首相とのニューヨークにおける会談の際に、改めてその点を確信した。私は、ロシアの侵略時におけるウクライナへのサポートにつき謝意を伝えた。私たちの協議の重要議題は、各施設の安全についてだった」と伝えた。

シュミハリ氏はまた、岸田氏に対して、ザポリッジャ原子力発電所の状況と南ウクライナ原子力発電所敷地へのロシアの攻撃について報告したと書き込んだ。

また、同氏は、両首相がザポリッジャ原発の非軍事化のための方策についての立場を調整したとし、「私たちは、本件につきG7レベルでの日本の支援を期待している」と伝えた。

さらにシュミハリ氏は、今年8月23日に開催されたクリミア・プラットフォーム会議への岸田首相の参加、日本の人道支援・政治的サポートにつき謝意を伝えたと報告した。また、両者は、対露制裁の強化やロシア政権幹部の戦争犯罪の責任追及のための法廷設置の必要性について協議したという。

発表には、岸田氏が日本は今後もG7や国連にて「強力なウクライナの弁護人であり続ける」と伝えたと書かれている。