エマニュエル駐日米大使、北方領土問題とクリミア・ドンバス問題の共通点指摘

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2月7日の北方領土の日に合わせて、エマニュエル駐日米国大使は、北方領土問題における米国の日本の立場への支持を表明するとともに、ウクライナ領クリミア・ドンバスの占領問題についても言及した。

エマニュエル米大使がツイッター・アカウントにメッセージ動画を掲載した

エマニュエル大使は、「2月7日の北方領土の日に際し、はっきりと伝えたいことがあります。米国は北方領土問題で日本を支持しています」と伝えた。大使は、米国は北方四島に対する日本の主権を1950年代から認めていると指摘した。

また大使は、ロシアの行動への懸念は新しいものではなく、ロシアは他国の主権も軽視しているとした上で、ロシアが2014年以降クリミアを不法に占領しており、またウクライナ国境に10万人の兵士を集め、欧州を紛争と危機の危険にさらしていることを喚起した。

大使は、「北方領土、クリミア、そしてウクライナ東部にいたるまで、侵略者が誰なのかは明らかです」と強調した。

そして大使は、大使としてこの問題で日本国民を支えることを誇りに思うとしつつ、日本とロシア政府の平和条約の実現に向けた取り組みを支援すると発言した。

なお、コルスンスキー駐日ウクライナ大使は、フェイスブック・アカウントにて同日エマニュエル米大使と会談したことを報告しており、その際、エマニュエル氏がウクライナ南部のオデーサ市にルーツを持つと述べたと伝えている。