ウクライナのEU・NATO加盟は現実的な課題=大統領

7日、ポロシェンコ大統領は、欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)への加盟路線を憲法に記載する憲法改正法案の本採択の投票の際、EU・NATOへのウクライナの加盟は全く現実的な課題だと発言した。

大統領が最高会議(国会)議場にて発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、「私には、EUとNATOへの加盟という課題は全くもって現実的なものだという確信がある。これまで、多くの人が疑っていた目的も結局達成できたように、私たちが協力をすればNATOとEUのウクライナの加盟も実現できるであろう。私たちは、自らの道を進んでいる。その道は、EUとNATOへのウクライナの加盟に続く道である」と発言した。

大統領は、とりわけ、NATOとは単に軍事面の安全保障に関するだけではなく、個々の国民の安全、権利や自由の保護に関するものなのだと指摘し、同時に「10年前、最高会議議場では、多方面ベクトル外交が呼びかけられ、軍事ブロック非加盟という無責任な呼びかけが行われていた。2014年2月、ロシアが侵略を開始、ロシアが、当時軍事ブロック非加盟のステータスを有していたウクライナをした時、この軍事ブロック非加盟ステータスはウクライナを一切守らなかったことを、私は皆に喚起したい」と発言した。

ポロシェンコ大統領は、今後ウクライナはEUとNATOへの加盟に向けた道を敢然と前進していかなければならないと強調した。

本7日、最高会議は、EUとNATOへのウクライナの加盟路線をウクライナ憲法に記載する大統領提出の憲法改正法案を本採択している。