ウクライナ中部で軍練習機2機衝突 3名の軍操縦士死亡

25日、ウクライナ中部ジトーミル州にて、2機の練習機L39が衝突し、乗っていた3名の軍航空機操縦士が死亡した。

26日、検事総局がテレグラム・チャンネルで報告した

捜査班によれば、2023年8月25日、ジトーミル州にて、2機の練習機・攻撃機L39が飛行中に衝突し、ウクライナ空軍の航空機操縦士3名が死亡したという。飛行ルール違反あるいは飛行準備ルール違反の可能性で刑事捜査が始められているとのこと。事故原因は現在調査中。

ウクライナ空軍は同日、テレグラム・チャンネルにて、同事故について報告した

空軍は、「上空での戦闘課題遂行中、2機の練習機・攻撃機L39が衝突した。操縦士3名皆が、残念ながら死亡した。捜査が続いている」と伝えた。その際、空軍は、死亡した者の中には、第40戦術航空旅団の著名な操縦士、コードネーム「ジュース」氏が含まれると伝えた。

ゼレンシキー宇大統領は、同日夜の動画メッセージの際に、同事件に言及し、「3名の操縦士が死亡した。その中には、コードネーム『ジュース』のアンドリー・ピリシチコウ氏が含まれる。ウクライナの将校で、私たちの国を大きく助けてくれた人物の1人だ。とても助けてくれた! 親族、近親者、彼らを知っていた全ての人に哀悼を伝える」と発言した。

また同氏は、「ウクライナは、ウクライナの空を守ってきた人皆を決して忘れない」と発言した。

写真:検事総局