米国下院が国防予算を可決、ウクライナ支援に4億ドル割り当て
米国連邦議会下院は10日、2026年の国防予算の大枠を決める8926億ドル(約132兆円)の国防権限法案を可決した。同案では、ウクライナには4億ドルが割り当てられている。
ヒルが報じた。
法案は、賛成231票、反対196票で可決された。
共和党議員4人がこの法案に「反対」票を投じた一方、民主党議員17人が共和党に加わり「賛成」票を投じた。通常、このような法案は議会で幅広い超党派の支持を得て可決される。
また、ニューヨーク・タイムズは、この文書が「対ウクライナ安全保障支援イニシアティブ」(USAI)に4億ドル割り当てていると報じている。マージョリー・テイラー・グリーン下院議員によるウクライナへの資金援助削減の修正案は否決されたという。
議員たちはまた、国防総省が、議会の承認したウクライナへの軍事支援を政権がキャンセルまたは停止することを計画している場合には、議会に報告しなければならないことを文書に盛り込んだという。
これにより議会は、今夏、国防総省が議会に通知することなくウクライナへの支援供給を停止したことを受けて、監視権限を回復しようとしている。