ウクライナ軍、ロンドンの戦勝８０年記念パレードに参加

ウクライナ軍軍人は５日、ロンドンで開催された欧州における第二次世界大戦戦勝８０年を祝う「ヨーロッパ戦勝記念日（ＶＥデイ）」パレードに参加した。

ウクライナ軍参謀本部がフェイスブック・アカウントで報告した。

報告によれば、ヒーリー英国防相は、式典にて「第二次世界大戦以来、欧州で初めての全面戦争が続く中、現在自由の最前線で戦っているウクライナ軍がこの場にいることは適切だ。戦勝８０周年にあたり、私たちは、戦争の退役軍人、いわば最も偉大な世代を称える。私たちは、彼らの精神が私たちの軍だけでなく、価値観と団結の力へのコミットメントの中にも生き続けるようにする」と発言した。

また英国防省は、今回の団結は「ロシアのいわれなき不法な侵攻と対峙する自由を巡るウクライナの戦い」のグローバルな支持を象徴していると強調した。

なお、パレードに参加したウクライナ軍の代表者たちは、英国が他１２のパートナー国と共に実施している、ウクライナの新兵のための訓練プログラム「インターフレックス」の一環で英国に滞在している軍人たち。

英国と同盟国は、２０２２年夏に同訓練プログラムを創設してから、これまでに５万４０００人のウクライナ軍人を訓練してきた。

パレードの際、青と黄の国旗を掲げたウクライナ部隊が英国王室と政界要人の座る観覧席を通過した際、チャールズ国王から軍礼を受け、また観覧客からも、大きな拍手を受けていた。

ウクライナ軍人の他、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドも軍人も同式典に参加していた。

写真：ウクライナ軍参謀本部（フェイスブック）