米国、約25億ドルの新しい対ウクライナ安保支援を発表

米国のバイデン大統領は30日、ウクライナに対する総額約25億ドルの新しい安全保障支援を発表した。

ホワイトハウス広報室がバイデン大統領の声明を公開した

この援助は、ウクライナ軍に対する12.5億ドルの大統領権限での追加の引き出しと、12.2億ドルの対ウクライナ安全保障支援イニシアティブ(USAI)からなるという。

バイデン氏は、この拠出はウクライナに「戦場で効果的に使う能力を即座に供給するとともに、防空、大砲、その他の重要な兵器システムを長期的に供給する」と伝えた。

さらに同氏は、「米国防総省は、数十万の砲弾、数千のミサイル、数百台の装甲車を配送するプロセスにあり、それらは、冬季にウクライナの陣地を強化することになる」と指摘した。

その他同氏は、米国防総省は米議会がUSAIの一環で拠出した資金残りを全て提供したと伝えた。

その上で同氏は、米国は自身の大統領任期が終わるまで、ロシアに対する戦争におけるウクライナの立場を強化する作業を不断に続けると補足した。

また同日、米国防総省広報室は、今回の支援の中身を以下のとおり公表した

・防空システム「ナサムス」用弾薬

・防空システム「ホーク」用弾薬

・携帯地対空ミサイル「スティンガー」

・対無人航空機システム(cUAS)用弾薬

・高機動ロケットシステム「ハイマース」用弾薬

・155ミリ・105ミリ口径榴弾砲砲弾

・空対地弾薬

・対レーダーミサイル「HARMs」

・無人航空機システム(UAS)

・対戦車ミサイルシステム「ジャベリン」「AT-4」

・TOW対戦車ミサイル

・小火器、弾薬、手榴弾

・解体装置および弾薬 

・安全通信機器

・商業衛星画像サービス

・医療機器;

・衣服および個人装備

・予備部品、保守・維持支援、補助装備、サービス、訓練、輸送