ゼレンシキー宇大統領、新たに無人機を扱う部門を創設

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ウクライナのゼレンシキー大統領は6日、ウクライナ軍に新たな個別軍種「無人機軍」を創設する大統領令に署名した。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで報告した。

ゼレンシキー氏は、「先ほど、私たちの防衛戦力の中で無人機軍の創設を始める大統領令に署名した。それは、未来の問題ではなく、もう近い将来に完全に具体的結果を出さねばならない問題だ。今年は、多くの面で決定的な年とならねばならない。当然戦場でもだ。ドローン、無人機は、地上、空中、海上での戦闘で効力を証明した」と発言した。

また同氏は、黒海では、無人水上艇のおかげで治安状況を大きく変更し、地上でも敵の襲撃を撃退してきたことを喚起し、「占領者と彼らの装備品の大規模な破壊も、無人機が行っている」と伝えた。

そして、同氏は、今ある課題のリストは明確だとし、無人機の活動時の特別な人材、特別部隊、効果的な訓練、経験の体系化、恒常的な生産規模の拡大、同分野の最前のアイデアと最前の専門家の誘致を挙げた。

加えて同氏は、これは軍、国防省、政府全体の課題であるとし、防衛戦力内の調整を行、適切な計画とロジスティックの質を確保するために、ウクライナ軍の機構内に「無人機軍」が創設されると説明した。今後、関連の提案が国家安全保障国防会議(NSDC)に提案されるという。

その他、同日大統領府広報室は、無人機軍創設に関する2月6日付大統領令第51/2024を公開した。

大統領令には、「ウクライナ閣僚会議(内閣)に対して、ウクライナ軍参謀本部を関与させた上で、ウクライナ軍機構内に個別軍種として『無人機軍』を創設し、作業の結果、関連提案をNSDCへと検討のために提出する問題を扱う」指示が出されている。

写真:大統領府