ゼレンシキー宇大統領、防衛産業連合と防衛基金の設立を発表

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ウクライナのゼレンシキー大統領は30日、防衛産業連合と特別防衛基金の設立を発表した。

ゼレンシキー大統領がキーウで開催された第1回国際防衛産業フォーラムの際の演説で発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「このフォーラムで、私たちは防衛産業連合の設置を発表する。国際法を重視し、真の国際法の保護、安全の保護のために活動できる連合だ。そして、ウクライナについてのみではなく、世界のあらゆる国にとってのあらゆる侵略からの安全について話している」と発言した。

そして同氏は、連合の基盤となる基本宣言がつくられたとし、その宣言は世界の軍用品・武器の生産企業であればどの企業でも参加できるもので、すでにウクライナと一緒に「自由世界の新しい武器庫」を建設する用意のある13の企業が署名していると伝えた。

加えて同氏は、ウクライナは防衛産業コンプレクスのための特別経済体制を作っているところだと述べ、それはウクライナにおける防衛のため、ウクライナとともに活動している、あるいはウクライナへ進出したちと考えている企業がその能力を実現できるあらゆる機会を提供することが目的だと伝えた。

さらに同氏は、ウクライナには特別防衛基金が設置されるとし、それがとりわけ軍事生産の発展や、防衛と軍人のケアにとって必要な新しい軍事施設やプログラムの創設のための関連協力の支援のための追加的資金を確保すると説明した。

その際同氏は、基金の資金は防衛品生産への国家支出、や民間投資へと加えられると発言した。また、同氏は、基金は国防資産からの配当金と接収されたロシアの資産の売却益で補充されると説明した。

なお、同日、キーウにて第一回防衛産業フォーラムが開催された。同フォーラムには、30か国以上から計252の防衛企業が参加した。

写真:大統領府