ポーランド、すでに8機の戦闘機MiGをウクライナに供与=ドゥダ大統領

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ポーランドのドゥダ大統領は5日、同国はすでにウクライナに戦闘機MiG29を8機供与しており、現在さらに6機の供与に向けた準備をしていると発言した。

ドゥダ大統領がワルシャワを訪問したゼレンシキー宇大統領との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ウクルインフォルムの特派員がドゥダ大統領に対して、ポーランドは何機の航空機をウクライナに提供したかと質問すると、ドゥダ氏は、「過去数か月の間に、私たちの倉庫の4機のMiG29と私たちの保有する装備品がウクライナ軍に提供された。さらに4機が直近で追加で渡されるところであり、つまり、すでに8機が提供されたのだ。私たちは、さらに6機供与の準備があり、そのことを(ゼレンシキー)大統領にも話した。それらは現在供与に向けた準備が行われている。かなり迅速に供与できるだろう」と返答した。

ドゥダ氏はまた、ポーランドは北大西洋条約機構(NATO)基準で近代化されたMiG29をさらに保有しており、それらはNATOのミッション「エアポリシング」で使用されているが、それはポーランドがまだ必要としているものだと発言した。

同時に同氏は、以前に注文した韓国のFA50や米国のF35といった航空機がポーランドに届いたら、同国は将来のウクライナへの近代化MiGをウクライナに提供することを検討できるようになると指摘した。

その際同氏は、ウクライナへのそれら近代化MiGの引き渡しには同盟国の同意が必要だとし、「近代化後、それらには、米国から渡された装備が搭載されている。それらには、NATOの通信機がある。それに関連して、追加的な形式的なことが必要なのだ」と発言した。

なお、報道によれば、ポーランドとスロバキアは、ウクライナに対して合計33機のMiG29を提供することを予定している。その内20機がポーランドから、13機がスロバキアから提供されることになっている。

同時に、ポーランドは、韓国製のFA50を48機発注しており、年内に12機が到着する見込みとなっている。

3月5日、ゼレンシキー大統領は、ポーランドを公式訪問している。

写真:ウクライナ大統領府