【記者襲撃】ウクレシム銀行総裁に夜間自宅軟禁措置

イェウヘン・メツヘル国営ウクレシムバンク総裁へのインタビュー時に記者が同行職員から襲撃を受け、機材を取り上げられ、データを削除された事件につき、キーウ(キエフ)市ホロシーウシキー地区裁判所は、メツヘル総裁の未決囚予防措置として、夜間の自宅軟禁措置を選択した。

キーウ市検察のナジーヤ・マクシメツィ報道官がウクルインフォルムに伝えた。

報道官によれば、マツヘル総裁は、判決が出るまでの期間、夜22時から朝6時までの自宅軟禁が義務付けられる。

なお、同日、同裁判所は、同事件の別の関係者であるウクレシム銀行のヴォロディーミル・ピカロウ情報政策局長に対して、21時から6時までの夜間自宅軟禁措置を選択していた。

これに先立ち、4日、ラジオ・スヴォボーダの汚職犯罪調査報道プロジェクト「スキーム」の記者がイェウヘン・メツヘル・ウクレシム銀行総裁へのインタビュー時に暴行を受けたと発表。記者たちは、同総裁が質問の一つを気に入らず、その後警備員がムービーカメラマンに暴行し、機材や動画データ保存器具を取り上げたという。1時間後にこれらは返却されたが、インタビュー全編や襲撃を映した動画は全て削除されていたと説明された。

なお、その後、「スキーム」の記者たちは、削除された取材チームへの暴力を映した動画の復元に成功したと発表し、動画を公開している