ウクライナに必要なのは終戦であり、一時休止ではない=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は、ウクライナに必要なのはロシア・ウクライナ戦争の終結であり、その一時休止ではないと発言した。
ゼレンシキー大統領がフィナンシャル・タイムズとのインタビュー時に発言した。
ゼレンシキー氏は、「ウクライナには停戦が必要だ。昨日も、今日も、明日も。私たちに必要なのは休止ではない。戦争の終わりだ」と述べた。
また同氏は、ウクライナが戦闘の一時停止を利用して攻勢に向けた再編を行うだろうというロシアのプーチン氏の主張を否定した。同氏はその際、「それはデマであり嘘だ。そのような発言が誰にとって有益なのかを見てほしい」と述べた。
同氏はさらに、ロシアは月に4万人の軍人を動員しているが、月に3万5000人を失っていると指摘し、「休止を必要としているのは、私たち以上に彼らの方だ」と補足した。
同氏はその他、ウクライナ情報機関のデータに基づき、2025年におけるロシアの戦場での壊滅的な水準の進展において、「占領地1キロメートルあたり平均167人」の犠牲が出たと指摘した。
そして同氏は、「彼らが何を占領し、何を占領していないかはすぐに分かる。彼らが陣地を保持していると主張している場所でも、実際には何も保持できていないことを見ることができる」と述べ、「反対に、私たちが前進したのだ」と指摘した。
同氏はさらに、米国が「ゼレンシキー氏がドネツィク州の一部をロシアに引き渡せば、プーチン氏は戦争を止めるだろう」と確信していることを指摘した上で、そのような考えを「近視眼的」だと形容した。
その際同氏は、「正直に言って、ロシアの要求がそれだけだとは、私は信じていない。私たちがドンバスから撤退すれば戦争が終わるというものだ。ロシアはロシアであり、彼らを信頼してはいけない」と強調した。
同氏はそして、トランプ米大統領及び米国がロシアに圧力をかけ、プーチン氏を止めることへの期待を表明した。
同時に同氏は、「しかし、私は何よりもウクライナ国民、私たちの軍、私たちの生産力に依拠している」と述べた。
また同氏は、強制力ある安全の保証がなければ、いかなる停戦も「大きなリスク」を伴うと警告した。同氏は、「戦争が再発するおそれがあるのだ。停戦は破壊され得る。私たちに必要なのは休止ではない。戦争の終わりだ」と訴えた。