ロシア軍、弾道ミサイルと無人機でキーウを攻撃 死者2名、負傷者8名

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ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、7日未明同国首都キーウを弾道ミサイルと自爆型無人機で攻撃した。朝の時点で、死者が2名、負傷者が8名出たことが判明している。

クリチコ・キーウ市長が報告した

クリチコ氏は、「2名が市内シェウチェンキウシキー地区の住宅で死亡した。そこでは、無人機の破片が5階建て集合住宅の上階に着弾していた」と伝えた。

キーウ市内の被害 写真:キリロ・チュボチン/ウクルインフォルム

キーウ市内の被害 写真:ダニーロ・アントニューク/ウクルインフォルム

またクリチコ氏は、「首都の被害者数は8名に上った。さらに1名の女性が病院へ搬送された。その前に3名の児童が病院へ搬送されていた。これで、現時点で4名が病院へ運ばれたことになる。他4名には、医療班が現場で支援を施した」と書き込んだ

国家非常事態庁は、救助隊がキーウ市内のスヴャトシンシキー地区、ソロムヤンシキー地区、シェウチェンキウシキー地区、ドニプロウシキー地区で活動したと報告した

市内各地区の被害について、国家非常事態庁の報告は以下のとおり。

スヴャトシンシキー地区:9階建て集合住宅に破片が着弾。7、8、9階のアパートで火災発生。100平方メートルの火災が鎮火された。成人1名、児童4名の5名が救出された(児童3名が火傷で病院へ搬送された)。

ソロムヤンシキー地区:無人機の破片が開けた場所に落下。

ドニプロウシキー地区:無人機の破片が集合住宅に落下。29階と30階の間の構造部分が部分的に破壊された。火災、被害者なし。

シェウチェンキウシキー地区:5階建て集合住宅に無人機の破片が落下。3階と5階のアパートが炎上。消火の際に2名の遺体発見。火災は鎮火済み。

また、北部スーミ近郊にて、6日のロシア軍のミサイル攻撃で児童2名と成人男性1名が死亡、11名が負傷した。コブザール・スーミ市長代行がテレグラム・チャンネルで報告した

コブザール氏は、「悲劇的被害がでている。3名が死亡、女の子は現場で、男性と男の子とは病院で亡くなった」と伝えた。

動画:コブザール・スーミ市長代行(テレグラム

国家非常事態庁は、フェイスブック・アカウントで、6日19時45分の自転で、11名の負傷者が出ており、内5名が児童だと報告した