ロシア軍、ウクライナ南部クリヴィー・リフを弾道ミサイルで攻撃 死者4名
ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、2日同国南部ドニプロペトロウシク州クリヴィー・リフを弾道ミサイルで攻撃した。3日朝の時点で、同攻撃による死者は4名、負傷者は17名。
リサク・ドニプロペトロウシク州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで報告した。
リサク氏は、負傷者17名の内11名が病院にいるとし、また死者は4名だと伝えた。
同氏はまた、9軒の集合住宅、自動車とガレージ、ガソリンスタンド、行政庁舎、郵便局が破損したと報告した。
写真:国家非常事態庁
そして同氏は、「現場では、支援本部が展開。そこで資材を受け取ることができ、市からの物的支援受け取りの申請が出せる。慈善団体も人々を支援した」と書き込んだ。
ゼレンシキー宇大統領も2日夜に、テレグラム・チャンネルで同攻撃につき報告した。
ゼレンシキー氏は、「クリヴィー・リフに対するロシアの意図的なミサイル攻撃だ。あらゆる必要な当局が現場におり、攻撃の被害を取り除き、人々を支援している。犠牲者がでている。彼らには治療が施されている。現時点で、この攻撃により4名の人の命が残念ながら奪われたことが判明している。亡くなったのは皆民間人だ。親族と近親者に哀悼を捧げる」と伝えた。
同時に同氏は、世界のどこであれそのような攻撃はテロと呼ばれるとし、それを止めることができるのはロシアに対する十分な圧力だけであり、彼らに戦争とテロを断念させねばならないと呼びかけた。同氏は、それは米国、欧州、世界の他のパートナーたちにかかっていると指摘した。
同時に同氏は、ロシアの類似の攻撃は、ウクライナに十分な防空システムとそのミサイルが必要なことを証明していると述べ、「そのために全てのパートナーと作業しており、私たちを助けてくれている全ての人に感謝している。ロシアへの圧力とウクライナへの安定した支援が必要なことを理解している人たちに感謝している」と伝えた。