ウクライナ海軍、23日の露黒海艦隊への攻撃の際の3隻目への攻撃を報告

ウクライナ海軍のプレテンチューク報道官は、3月23日のウクライナ防衛戦力によるロシア黒海艦隊の大型揚陸艦「ヤマル」と「アゾフ」への攻撃の際に、さらに中型偵察艦「イヴァン・フルス」への攻撃も実施されており、それぞれの艦船への被害が検証されていると発言した。

25日、プレテンチューク報道官がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。

プレテンチューク氏は、「(編集注:攻撃された艦船の)状態は現在確認中だ。現時点では、私たちはその攻撃は認めることはできる。現在、もう1隻、3隻目のあり得るダメージについての情報も検証している。何はともあれ、それら大型揚陸艦の内の1隻はもう修理工場に入っており、損傷を考慮すると。ロシア人が私たちの南部沿岸の制圧のために準備していた13隻の内、隊列に残っているのは3隻だけだと言うことができる。黒海艦隊自体を構成するものの内そのプロジェクトの船に限定すれば、もう1隻も残っていない。さらに、セヴァストーポリの海軍基地の建物も攻撃され、燃料庫へも攻撃が加えられた」と発言した。

記者から、攻撃された3隻目の船について質問されると、プレテンチューク氏は、それはロシアの中型偵察艦「イヴァン・フルス」のことだと認めた。

その際同氏は、「実質的に私が最初に、大型揚陸艦への攻撃について認めたわけだ。なぜなら、当然ながら、私たちがあなた方と一緒になってウクライナ社会に偽情報を流すわけではない、と確信するためには、そのような発言は複数の情報源からの検証を要するからだ」と発言した。

これに先立ち、ウクライナ軍は24日、ウクライナ防衛戦力がロシア海軍の大型揚陸艦「ヤマル」と「アゾフ」、並びにセヴァストーポリの黒海艦隊の複数インフラ施設を攻撃したと発表していた

23日夜には、被占領下セヴァストーポリで複数の爆発が確認されていた。