「合計110弾のミサイルが発射された」=ゼレンシキー宇大統領、ロシア軍大規模攻撃の被害動画公開

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ウクライナのゼレンシキー大統領は、29日未明から朝のロシア軍がウクライナに対し、110弾のミサイルで攻撃を行い、国民に死傷者が出ていると報告した。

ゼレンシキー大統領がソーシャルメディアにて被害動画とともに報告した

ゼレンシキー氏は、「産院、教育施設、ショッピングモール、集合住宅、民家、商業倉庫、駐車場。キーウ、リヴィウ、オデーサ、ドニプロ、ハルキウ、ザポリッジャ、その他の町々。今日、ロシアは、武器庫にあるほぼ全ての武器を使った。キンジャル、S300、巡航ミサイル、無人機。戦略爆撃機がKh101/Kh505を発射した。合計で約110弾のミサイルがウクライナに対して発射された。その大半は撃墜した」と伝えた。

同時に同氏は、「不幸なことに、攻撃により死傷者も出ている。全ての当局は、24時間体制で必要な支援を提供している」とし、犠牲者遺族に哀悼を捧げ、負傷者の一早い回復を祈念した。

その上で同氏は、「私たちはテロリストの攻撃に確実に報いる。そして、私たちは、国全体、全ての町、全ての国民の安全のために戦い続ける。ロシアのテロは負けねばならないし、負ける」と強調した。

これに先立ち、全面侵略を続けるロシア軍の29日未明から朝にかけての大規模ミサイル攻撃により、キーウをはじめ、各地で被害が出ている。キーウでは現時点で2名の死者が出ていることが判明している。その他、ドニプロ、ハルキウ、ザポリッジャで死者が出ている。