ロシア軍、ウクライナ各地への攻撃を継続 ヘルソンやハルキウ州で死傷者あり

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ウクライナへの侵略戦争を継続するロシア軍は6、7日にかけて、引き続きウクライナ各地への攻撃を行った。

南部ヘルソンでは、7日未明の露軍攻撃により、女性1名が死亡、複数名が負傷した。プロクジン州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで伝えた

プロクジン氏は、7日未明、ロシア軍がヘルソン市中心部を砲撃したとし、「0時50分頃、占領軍は集合住宅を攻撃した。8名の住民が状況における神経症と判断された。病院へは、行動の困難な方1名が搬送された」と伝えた。また、鎮火の際に救助隊員2名が負傷したという。

また同氏は、その30分後にさらに砲撃が加えられ、砲弾の民間住宅への着弾により、59歳の女性が死亡、60歳の男性が負傷したと報告した。

さらに、同氏は、「3時15分頃、ロシア軍は再び民家を攻撃した。93歳の女性が負傷。砲弾爆発による負傷と脳震盪により病院に搬送された」と

写真:検事総局(テレグラム

南部ドニプロペトロウシク州では、リサク州軍行政府長官が、テレグラム・チャンネルにて、7日未明ロシア軍が同州シネリニコヴェ地区をミサイルで攻撃したと報告した

リサク氏は、「本日未明、敵は州をミサイルで攻撃した。爆発がシネリニコヴェ地区で聞こえた。火災が発生したが、救助隊がすでに鎮火した。同攻撃のその他の被害は確認中である」と伝えた。犠牲者は出ていないとのこと。

また同氏は、ロシア軍は7日朝、同州のミロヴェ共同体を砲撃したとも報告した。

東部ハルキウ州では、シニェフボウ州軍行政府長官が、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍のハルキウ州のポドリ村への砲撃で、民間人に死傷者が出たと報告した

シニェフボウ氏は、「クプヤンシク地区ポドリ村への敵の砲撃により、58歳の女性が死亡、66歳の男性が負傷し医療機関へ搬送された」と伝えた。

写真:検事総局

また、ハルキウ州警察広報室は6日、同州クプヤンシク地区プトニコヴェ村への火砲砲撃で、2名の住民が負傷したと報告した

発表によれば、ロシア軍の同村砲撃に関しては6日11時30分に通報があったという。

そして、警察は、「敵の攻撃により民家が損傷。65歳の男性と60歳の女性が身体に怪我を負った」と伝えた。両者は病院への搬送を断ったという。

その他、ハルキウ州検察は6日、テレグラム・チャンネルにて、5日のロシア軍によるハルキウ州クプヤンシク地区クルフリャキウカ村への誘導爆弾での攻撃により、2名が死亡、4名が負傷したと報告した。