ウクライナ空軍、今冬の露軍攻撃はミサイルより無人機によるものが多いと予想

ウクライナ空軍のイフナト報道官は4日、ロシアは、ミサイルの不足により、次の秋・冬のインフラ攻撃の際にはおそらく1年前より自爆型無人機をより多く使用するだろうとの見方を示した。

イフナト報道官がテレビ番組「統一ニュース」出演時に、記者からの次の暖房期にウクライナを待ち受けるリスクについて尋ねられた際に発言した。

イフナト氏は、「昨年、彼ら(編集注:ロシア軍)には長射程の高精度ミサイルの予備が沢山あった。彼らは、そのミサイルで重要インフラを攻撃していた。燃料エネルギー分野の施設は、長射程の巡航ミサイル、カリブル、Kh101、Kh555で攻撃されていた。彼らはその戦略的予備を昨年の秋冬に使用したのだ。多分、ミサイル攻撃よりも無人機攻撃をより多く予期すべきだろう。なぜなら、昨年のようなミサイルの予備は、彼らのところにはないからだ」と発言した。

また同氏は、ウクライナがかつて天然ガス料金の支払いの代わりにロシアに明け渡したミサイルが、現在ロシアによるウクライナへのテロ攻撃に使用されていると指摘した。同氏は、「Kh22のようなミサイルは現在、私たちのところに戻ってきている」とし、そのようなミサイルは数百弾あると補足した。